心の問題に深く関わる「トラウマ」と、その正体。
最近では、日常会話の中でもよく聞くようになった、「トラウマ」という言葉。
「心の傷」「精神的外傷」を表す言葉です。
実際、心の問題を考える上では、この「トラウマ」は避けて通れないテーマのひとつです。
心の問題に、過去のトラウマが関係しているケースは多い。
当方で取り扱わせていただくケースでも、セッションが進んでいくうちに、トラウマを解消するワークが必要とされてくることは非常に多いです。
当初の相談事が、うつ・人間関係・仕事の問題など、今・現在にまつわる問題だったりしても、セッションが進んでいくうちに、過去の出来事で抱えたトラウマに焦点が自然と移って行く。そして、そのトラウマが解消されることで問題の解決が大きく進む。。。 そのトラウマの種類は、親子関係にまつわるものだったり、学校・職場での人間関係にまつわるものだったり様々です。
トラウマの正体とは?
トラウマというのは、その正体を間違えなければ、解消することは十分可能です。
トラウマの中には、本人にとって本当に辛いものもありますので、こうしたテーマを言葉だけで説明するのも上滑りになるかも、、、とは思うのですが、それでもあえておそれずに要約をしてしまうならば、
トラウマとは、過去の記憶と結び付いた身体の反応・クセのこと。
という一言に尽きます。
例えば、ものすごく苦手な人のことを思い浮かべたりすると、それだけで身体が緊張したりしますよね。これも、記憶と結びついた身体の反応と言えます。この種の反応の中で、昔から現在までガンコに固定されたままで持ち越されてしまっているものを、トラウマの正体と考えると分かりやすいのではないかと思います。
実際、トラウマを解消するワークを提供させて頂くときに、そのトラウマに身体的な反応を伴わないケースというのはありませんし(本人が気づいていない身体の反応も沢山あります)、その身体的な反応が解消されると、そのトラウマに伴う苦しさも目に見えて軽減されるものなのです。
俗に「心の傷」、学問的にも「精神的外傷」と言われますが、実際のところは身体と密接に関係する問題だったりするんですね。
身体と密接に関係する問題だけに、トラウマを思い出すだけの催眠療法や、そのトラウマについて「こんなことがあったけど、自分にとって良い面があったかもしれない」という考え方の工夫では解消できないようなケースも多いのですが、そうしたケースでもこの「身体からトラウマを解消していく」というアプローチは有効です。
軽いケースなら1時間、それ以外のケースでも数時間で、トラウマの解消は可能です。
当方では、さほど時間をかけず、また心身への負荷も最低限に抑えた形で、トラウマの解消をサポートしています。ケースにより差はありますが、軽いケースであれば1時間、それ以外のケースでも数時間あれば、解消は可能です。
対面セッション・電話セッションの双方で対応は可能です。身体が抱えていた重荷を下ろすことができ、身も心も軽くすることができるのでおすすめです。
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