心と体も「不要なものを捨てて、新しいものを入れる」が基本。

片付けにまつわるお話で、

「古いものを捨てると、新しいものが入ってくる」

というものがあります。

部屋の中の要らないものを処分して整理整頓をすると、部屋の空気がスッキリ軽くなる。すると今度は、その減ってスッキリした部屋に見合ったものとの出会いがある。ということです。こんなことを実際に経験している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、この「古いものを捨てると、新しいものが入ってくる」というのは、片付けだけに当てはまるルールではありません。あなたが日ごろ行っている活動、人付き合い、恋愛などなど、人生のあらゆる側面に応用できる万能ルールの一つ、とも言えるでしょう。

そしてこのルール、実は「心と体」にもあてはまります。

心と体を変えたい!というときも、最初に「捨てる」のが基本。

心と体にまつわる何かを変えようと思ったときも、不要なものを捨てると、新しいものが入ってくるんです。

心と体にとっての「古くて不要なもの」には、昔作ってしまった余計なこだわり、思い込み、嫌悪感、苦手意識、またそれにまつわる身体の緊張・クセなどが当てはまります。心と体の織り成すパターン、と言ってもいいでしょう。この「古くて不要な心と体のパターン」をまずは軽くしていかないと、新たな考え方ってなかなか入らないんですね。

「捨てる」ことなしに、新しい考え方などを入れるのは、ぎゅうぎゅうのタンスにさらにモノを押し込めるようなもの。

そこで無理に新しいもの=新しい心と体のパターンや考え方を入れようとするのは、ぎゅうぎゅうに詰まったタンスにさらにモノを押し込めるようなもので、かなり心と体への負担が大きいのが実情です。実際、この種類の負担で心身ともにくたびれてしまう方って、けっこういらっしゃるんです。(こうしたことが起こるのは、安易にそうしたメソッドを万能なものとして勧める本などが大きな要因になっているように思います。困ったものです)

このブログでは、ポジティブ思考や、「ツイテル、ツイテル」や「ホ・オポノポノ」といったアファメーションと言われるものは、不用意に使うと危険ですよ、、、ということも書いてきていますが、その理由はここにあります。ポジティブ思考やアファメーションといったものも、心の中に新しい心と体のパターンを入れようとして行うものと言えるのですが、その前に心と体に積もった古くて不要なものを捨て、片付けていくことが必要ですよ、ということです。

心と体も、「古くて不要なものを捨てて、新しいものを入れる」が基本です。ニューロ・ソマティック・セラピーでも、クライアントの方に対して、この「古くて不要なものを捨てる」というのを最初に行わせていただくことを基本としています。古くて不要なものを捨てることと、新しいものを入れる、というのをバランス良く組み合わせていくと、人間、意外とスピーディーに変われてしまうものです。

心と体の統合セラピーに関する情報はこちら
クライアントの声はこちら

参考記事:
心と体が整うと、生活もシンプルにしたくなる。
片付けられない!という悩みの原因。

コメントはまだありません »

コメントをお寄せください(管理者承認の後に公開されます)。

コメントの投稿