体の「コリ」に蓄積される感情。

「ストレスを溜め込む」なんていう言い方をすることがあります。

日常会話でよく使われる表現ですが、ここで一つ問題を。

「ストレスを溜め込む」というときに、実際に「溜めこんでいるもの」は何でしょうか?

今日はそんなお話です。

体には感情が蓄積される。

体には感情が蓄積される、と言われています。

過去に思ったこと、感じたことなどの中で、とりわけネガティブな思い・感情が、「コリ」という形で体に蓄積されている、という現象を表した言葉です。ちなみに、俗に「コリ」と言われるものの正体は、筋膜という体のあらゆるパーツを包んでいる膜の細かい癒着です。

こうした感情にまつわるコリの厄介なところは、そのコリが残っているままだと、どうしても感情の底に、何かスッキリしないものがずっと居座っている、、、という状態になってしまうこと。また、何かの苦手意識・緊張・落ち込み気分・ネガティブな考え方・うつ症状・心の傷(トラウマ)などの心の問題が、体の中の「コリ」が居座っているために引き起こされてしまうことも非常に多いです。

もうお分かりの方もいらっしゃると思うのですが、

溜め込むのは、『コリ』=『筋膜の細かい癒着』。

というのが冒頭の質問の答えです。

コリがほぐれると感情が開放される。

こうした感情に関わるコリをほぐすことは、溜め込んだストレスを開放し、心・体両方をスッキリさせるのに高い効果を発揮します。

当方のニューロ・ソマティック・セラピーでは、心の問題に関わるコリを狙い撃ちで解消することも行っていますが、その過程で、クライアントの方が昔の出来事をありありと思い浮かべたり、それに伴うイヤな感情が表に浮き上がってくることを経験することがあります。時にはかなり強い感情が湧き上がってくることも。

これは、今まで解消されなかった感情が開放されていくプロセス。感情の波が収まると、心の底に渦巻いていたわだかまりや、コリ自体が大きく軽減します。

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