セドナメソッド、ホ・オポノポノ、内観法、瞑想など、「向き合い系メソッド」の本当の狙い。

一般の方が、自分で自分の心の状態を軽くしていき、精神的な制限を外していくためにできる取り組みとして、セドナメソッド、ホ・オポノポノ、瞑想、内観法、などなど、様々なメソッドが本やネットなどで紹介されています。

これら各種のメソッドは、自分の内的な状態と向き合うことで変化を期待する、という共通点があるため、大きなくくりで「向き合い系」のメソッド、と私自身は呼んでいます。(カウンセラーなどが扱う曝露療法などもこの「向き合い系」のカテゴリーに入れることができます)

これら「向き合い系」のメソッドは、様々な種類があるだけに、1種類くらいは試してみたよ!という方もそこそこいらっしゃるようなのですが、実際のところ、それで心が軽くなるか?というと、上手く行ったり行かなかったりということがほとんどのようです。

なぜそういうことになってしまうのかというと、これらメソッドが上手くいく条件があるのですが、それがあまり理解されていないことが理由のひとつになっているようです。

ではこうしたメソッドが上手くいく条件って、いったいどんなものなのでしょうか?

「向き合い系」のメソッドは、そのメソッドを通じて身体がゆるみラクになった時だけ効果を発揮する。

「向き合い系」のメソッドがどうして効果を発揮するのか?というと、これらのメソッドを行うと、身体がゆるみラクになる「ことがある」のです。正確には「過去から心身に抱えてきた記憶・感情に関係した身体のコリ・ハリがほぐれて、心身がラクになる」ことがあるのです。

言い換えれば、「向き合い系」のメソッドは、心・精神の問題に対面した時の身体のありようを「間接的に」変えることを狙っている、とも言えます。

身体がほぐれてゆるみ、ラクになってくれば、その分だけ必ず心・精神にもゆとりが出てきます。その分感情に振り回されなくなったり、落ち着いた気分を取り戻せたり、新しいアイデアが出て来やすくなったりもするわけです。
※それを超えて、いわゆる「タナボタ的な問題の解決」が何故か起こったりすることも時としてあります。

身体に意識を向けながらこうしたメソッドを実際にやって頂くと分かりやすいのですが、上手くできた場合は、必ず身体が大なり小なりゆるんでラクになっているものです。上手くハマった時には、単に身体のムダな力みが抜けたりするだけでなく、その奥にある身体のコリ・ハリ・組織の癒着もある程度ほどけたりします。

逆に上手く行かない時は、そうした 身体の変化が全く起こっていないか、あるいは変化が非常に少ない(最悪の場合は、かえって身体が硬く緊張してしまっていることも!)。

瞑想でも、内観法でも、セドナメソッドでも、ホ・オポノポノでも、それをやっている最中に身体がゆるんでラクになれば心もラクになるし、そうでなければ大して意味はない、という関連があると言えます。

別の方向から言えば、身体がゆるんでラクになる変化が出るのであれば、メソッドの種類は何でも良い、、、というのが実情です。

先に「上手く行ったり行かなかったりが実情」と書きました。その背景では、この「身体がゆるんでラクになれば、メソッドは何でも良い」というポイントをおさえないで取り組みをするがために、上手く行っているかどうか分からないままに迷走をしてしまう、、、ということが起こっているように私は思っています。

更に追加するなら、これら「向き合い系」のメソッドは、あくまで「間接的に」身体をゆるめてラクにすることを狙う方法ですから、身体の状況によってはほとんど効果が出ないことも。これも「上手く行ったり行かなかったり」のもう一つの要因として働きます。

最初から「身体がゆるんでラクになる」ことを狙うのが一番の近道!

私自身は、「どうせ身体がゆるんでラクにならないと意味がないなら、最初から身体に働きかけちゃうのが良い」という考えです。心・精神の問題にまつわる緊張・コリ・歪みなどを直接解消するほうが、実際手っ取り早いですしより大きな効果も出やすいです。それに、身体の状況によっては「間接的」なメソッドだけに頼ってたらいくら時間があっても足りないよ!ということも多いんです。直接的に働きかけることができるなら、それが一番近道です。

ですので、当方で提供させて頂いている「向き合い系」のワークは、セッションで行うものも、自宅で行なって頂くものも、身体に直接働きかける要素が必ず入っています。おかげ様でクライアントの方々からは好評を頂いています。

「向き合い系」のメソッドで上手くいかない!という方は、当方のセッションに来られてみると、得られるものは多いのではないかと、僭越ながら思っています。

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参考記事:
やっぱり大きな影響を与える、子供の頃の親との関係。
「怒りっぽい・イライラしやすい」は、身体から改善しよう。
「トラウマ・条件反射・身体の関係。」
「身体は感情を記憶する。『身体記憶』のお話」
手放すとか、クリアリングするって、具体的にどういうこと?
心身が芯からラクになる!「テニスボール健康法」のススメ。
筋膜リリースと、トラウマ・邪気の関係。
心の問題に深く関わる「トラウマ」と、その正体。
理由のない苦しさ(不安・落ち込み・もやもや気分など)の原因は?
体の「コリ」に蓄積される感情
コリ・ハリと「筋膜」と心の関係。
心のクセと「コリ・ハリ」の無限ループ。
過去の記憶と体の痛み。

2 Comments »

     似たような事を考えてる方はいないかと、「潜在的コリ」で検索してみて、こちらのブログにたどり着きました。

     非常に似通った考え方をお持ちで、嬉しくなりました。

     よろしければ、私のブログやメルマガでシェアさせていただいてもよろしいでしょうか?

    2012年2月26日 7:56 PM | 吉永 智己

    コメント、ありがとうございます。私のほうこそ、似たお考えをお持ちの方からこうしてリアクションを頂けたのがとても嬉しいです。
    シェアしていただけるのはもちろん大歓迎です(^^)
    どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

    2012年2月27日 3:11 AM | Awayann

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