無表情な人、不機嫌な人がもたらすストレスに気をつけよう。

当方のセッションには、人間関係(親子関係を含む)のお悩みを抱えて来られる方も多いです。

多くの場合は、ちょっとしたことでキレやすい人、人を傷つけるような発言をあからさまにして来る人など、ある程度わかりやすい形で周囲にストレスを感じさせるような人が問題になるのですが、時として、もう少しわかりづらい形で周囲にストレスを感じさせるような人が問題となることがあります。

どのような人か?と言うと、

・いつも無表情な人
・いつも不機嫌な人

です。

無表情な人、不機嫌な人とコミュニケーションを取ることが、知らず知らずのうちにストレスになる。

多くの人が思うよりも、無表情な人や、不機嫌な人とコミュニケーションを取ることは、
大きなストレスの元となりやすいもの。

何故かと言えば、コミュニケーションを取る時に、潜在的に「気を遣う」ことになりがちだからです。

不機嫌な顔を見て、何か言ったら怒るんじゃないかと思ったり。
リアクションが無表情で、何かマズいことを言ったんじゃ?と不安になったり。
表情を見ていて、何か自分が責められているような気分になってきたり。
少しでも機嫌を損ねないように、発言に気を遣うようになったり。

無意識のうちに、このような状態に陥ってしまうことで、知らず知らずのうちに心身にストレスを抱えることになってしまうことが多いのです。

無表情な人・不機嫌な人とコミュニケーションを取ることが、非常に大きなストレスとなる場合も。

無表情な人・不機嫌な人とコミュニケーションを取ることによるストレスは、あからさまに自分を攻撃して来る人がいる場合などに比べて分かりづらい面があり、ともすれば見過ごされやすいのですが、その人の心身の健康を損ねるレベルで大きなストレスをもたらす場合もあります。

例えば、親子関係の心の傷を抱えた方で、「いつも親が不機嫌で、なんとなく毎日ビクビクしながら過ごしていた」ことによってストレスが長年にわたって蓄積し、それが大きな心の傷となっていったケースもあります。

また、職場で隣の人がいつも沈んだ表情をしていて、それが毎日ストレスになっていた。その人が異動をしたら、すごく心身の調子が良くなった!なんてケースもあります。

無表情な人・不機嫌とコミュニケーションを取ることが、知らず知らずのうちに大きなストレスの蓄積をもたらしうることは、頭の片隅に置いておいたほうが良いでしょう。

無表情な人・いつも不機嫌な人が周囲にいる時の対策3つ。

無表情な人・不機嫌な人が周囲に居る時に、自分がストレスを受けづらくするための対策を、3つほどご紹介します。

この3つを活用しても、無表情な人や不機嫌な人に振り回されがち、ストレスを抱えがち、、、という方は、当方のセッションなど、専門家の助けを借りたほうが良いかもしれません。

1)距離を取る。

最良の選択は、極力距離を取ること。自分にとってストレスになっている人と、コミュニケーションの機会を減らすことは、ストレスの蓄積を減らす上でかなりの効果があります。その人との関係により限界はありますが、接触回数・時間を減らすことは非常に有効です。

2)相手の人の無表情や不機嫌な態度に振り回されないよう心がけること。

相手の人が無表情・不機嫌であることに、あまり振り回されないようにしましょう。その人が無表情・不機嫌であっても、それはあなたのせいではないことがほとんどです(本当です!)。

また、いつも無表情・不機嫌な人に対して、何か場の雰囲気を良くするようなことをやってみたとしても、無表情・不機嫌なリアクションが返ってくるのが関の山。気を遣うわりに徒労に終わることが多いものです。

相手の方が無表情・不機嫌であったとしても、気を遣わないコミュニケーションを取り、自分でストレスを抱え込まないように心がけましょう。

3)コミュニケーションを取った後で、身体の緊張をほどく習慣をつけよう。

無表情・不機嫌な人とコミュニケーションを取っていて、過度に気を使っている時、ストレスを感じている時には、そのサインとして、身体が無意識に緊張してしまうもの。

コミュニケーションを取って、相手の方から離れた後に、身体の緊張をほどくことを習慣付けると、ストレスで緊張した心身をリセットすることができておすすめです。

緊張をほどく際には、深い呼吸が自然とできることを目標にしていくことがおすすめです。胸周り、お腹周り、のど周辺など、呼吸に関わる場所を沢山さすってあげると、呼吸が自然と深くなり、リラックス状態を取り戻しやすいです。

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