コリ・ハリと「筋膜」と心の関係。
最近、心のクセと、「コリ・張り」の無限ループや、過去の記憶と身体の痛みなどで、心の状態と体の状態は密接にリンクしているよ!っていうお話をさせていただきました。
で、このコリやハリ、痛みって何なのか?という話になるんですが、これは筋膜の細かい癒着。
筋膜というのは、全身の筋肉、筋繊維、内臓など、あらゆる組織を覆っている膜のことです。一番分かりやすい例だと、鶏肉をさばくときなどに、お肉の外側に付いている薄い膜。あれも筋膜です。
健康に働いている状態ならば、この筋膜は柔軟性を保った状態なのですが、ストレスでいつも体を硬くしている、などの負担がかかると、この筋膜が癒着を起こし、コリ・ハリとなると同時に、痛みや重さなどが生じるようになる、というのがコリ・ハリのメカニズム。
ストレスが嵩じてコリ・ハリができると…?
コリ・ハリといえどあなどるなかれ。ストレスが嵩じて、筋膜の癒着=コリ・ハリまでできてしまうというのは、実はかなり厄介な出来事です。
というのもこの癒着、本人が気づくかどうかはさておき、潜在的にいつも不快な痛み・重さを発していると同時に、その心理的なストレスまでを潜在的にしょっちゅう呼び起こすようになってしまうんです。
いわば、古傷の跡を触ると、その当時の出来事をありありと思い出した、、、というような、体が心に働きかける現象がいつもいつも続いている!という状態。
例えば、
子供の頃、先生にいつも怒鳴られて怖い思いをしていた
↓
そのストレスによりコリ=筋膜の癒着ができてしまった
↓
それが取れないうちは、その筋膜の癒着が(潜在的)にしょっちゅう心の中でその怖い思いを再現し続ける
こんなことも起こる、ということです。
ストレスとともにコリ・ハリが重くなってきたら危険信号。
ちょっと怖い書き方になってしまいました(汗)まあ、コリによる潜在的なストレスというのは、誰もが多少は抱えているもの。あなたが心身ともに元気だよ~!と感じているうちは、気に病む必要はありません。ストレスが続くうちに、どんどんどこかのコリ・ハリが強くなってきたら注意!と考えて頂くのが良いかな、と思います。ストレスと並行して身体の痛みがどんどん増えてきている、、、なんていう場合は特に危険信号です。
また、心理的ストレスが続くうちに疲れやすくなってきたとか、休日になっても心が休まらなくなった!といった場合も、その背景に必ずといっていいほどこの筋膜の癒着=コリは関わっています。
この筋膜の癒着が取れると、自然とストレスも軽減・解消していきます。癒着が取れていく過程で、本人がその癒着の元となった昔の出来事をありありと思い出したりすることもあります。
心と体の統合セラピーに関する情報はこちら。
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