片付けられない!の対策。

片付けをやりたくても出来ない!の背景にあるもの、代表3種類。

片付け本・断捨離本を買ってみて、やるぞ~!と意気込んでみたけれど、どうにもそこから先に進まない、身体が動かない。こうした状況でお困りの方は一定数いらっしゃるようです。

そんなケースの背景では、心身のクセ・傾向が片付けを妨げるような形で働いていることが非常に多いです。

そして、この「片付けを妨げるような心身のクセ・傾向」は、大きく分けると3種類に分けられるように当方では考えています。今回は、その3種類のパターンを並べてみました。(人によっては、一つだけではなく、複数が災いしていることもあります)。

パターン1: 心の中が、長年蓄積されてきた「未解決の問題」でいっぱいになってしまっている。
パターン2: 片づけを嫌いにさせるような、心の履歴がある。
パターン3: 単に苦手意識が強い。

パターン1: 心の中が、長年蓄積されてきた「未解決の問題」でいっぱいになってしまっている。

片づけができない、不要なものでも処分することができない、、、というケースのほぼすべてに当てはまります。一番大きな要因になりやすい、とも言えるでしょう。

ここで挙げられる「未解決問題」とは、子供のころからのトラウマ、現在困っている人間関係、仕事などでの心配事、出来事は終わっても後悔が残っていること、自分を縛る固定観念、自分ではあきらめたはずだけれども心の奥底ではあきらめきれていない夢・恋愛など、大小さまざまです。自分で自覚できているものもあれば、まったく自覚できていないものもあります。なお、心の中に「未解決問題」がたくさん蓄積されるかどうかは、その方の生育環境・学校・職場など、本人がコントロールできない環境に影響される部分が非常に大きいため、「未解決問題」が沢山溜まっているからといって、その方はダメな人だ!、という意味では決してありません。

誰でもこのような「未解決問題」は多少なりとも抱えているものですが、それが解消されないまま大量に溜まってしまうと、その「未解決問題」に関わる雑念でいっぱいになってしまって、目の前にあるものが見えていても印象に残らず、片づけをしようというところまで意識が回らない、、、ということになりがちです。

また、特定のテーマが未解決になっていることで、それに関わるものがなかなか捨てられない、なんてことも起こります。昔の恋人からもらったものが捨てられない、などはその典型です(部屋にあるものは、あなたの心の反映、と言われる理由のひとつです)。

ちなみに、この状態にある方は、物事を先送りにする傾向に陥っていることもしばしばです。「未解決問題」が溜まっているほど、部屋は乱雑になり、先送りも増えていく傾向があります。また、人によっては、不要なものを買ってしまうことが良くある、なんて傾向が加わる場合もあります。

この状態に陥っている方の場合は、心身に蓄積された「未解決の問題」を積極的に減らしていく取り組みが有効です。

自分でできる世間的にポピュラーな方法では、瞑想は毎日行っていくとある程度有効です。また、当方のセラピーをある程度継続してご利用される方には、瞑想よりも簡単で取り組みやすく、また効果も上がりやすい方法をご紹介しています。

また、セラピーで大きな心のわだかまりやトラウマが解消された後に、大きく片づけが進むケースもあります。昔は大丈夫だったけど、ある時期から急に片づけに意識が回らなくなった、という方の場合、セラピーを活用されることが有効となる可能性が高いです。

そして、片づけが今よりずっと楽にできるようになりたい!という願いがある方の場合は、心身のわだかまりを日々減らす取り組みと並行して、ある程度(1~数か月)継続的にセラピーを活用されると、ふと部屋を少し片づけたくなったり、不要なものをまとめて捨てたくなったり、次第に部屋の中が変化していくケースが多いようです。

パターン2: 片づけを嫌いにさせるような、心の履歴がある。

具体的な内容が人それぞれで、それが故に厄介なのがこちら。

片づけを嫌いにさせるような心の履歴がある、とはどういうことでしょうか?

例えば、片づけをしないことを親に強烈にガミガミ言われて、それ以来片づけ自体も怖くなってしまった。。。なんてケースが挙げられます。自分にとってイヤな事件が、心の重りを残しているパターンで、一種のトラウマが災いしているとも言えます。

このパターンでは、自分でそのイヤな事件を思い出せる場合には、そのことに手を付けよう!と思うとその事件が思い出されて躊躇してしまう、ということにが起こりやすいです。また、その事件を忘れている場合には「なんだかわからないけど身体が動かない」ということになり易い。この場合は、そのトラウマの影響を解消してあげると、片づけに向かうのがだいぶラクになったりもします。

このパターンに当てはまっていた例として、先日片付けに関するお悩みを解消したい!ということでいらっしゃったクライアントの方のエピソードを挙げさせていただきます。
※クライアントの方からご許可を頂き匿名で掲載しています。

お話を伺っていくと、とにかく「捨てるべきものを捨てられない」というところでお困りの様子でした。捨てるぞ、捨てるぞ、、、って意気込んでも、身体が最後まで動いてくれないとのこと。

最初に提供させて頂いたのは、苦手意識を解消するワークでした。でもそれだけではいまひとつスッキリしておらず、片付けのことを考えるとまだモヤモヤするご様子。さらにワークを進めながらお話を伺って行ったところ、ある時ふと一つの事件をポン!と思い出されました。

「ああ~そう言えば。家族の一人が、物を捨てるということをとにかく嫌っていました。そのせいからか、自分の中に、物を捨てることへの罪悪感があります。物を捨てよう!と思うと同時に、良くない!って思いがつい出てきてしまうようです。」

実際に、その罪悪感を感じて頂くワークをしてみると、確かに心と身体に感じる違和感もそこそこ大きい模様。そしてその違和感を解消したところ、かなりスッキリされ、罪悪感もだいぶ軽くなったご様子。明るいお顔で帰っていかれました。自分でも思わぬことが災いしている、という好例です。

ちなみに、モノの絶対量が多すぎる、モノを減らさないままに買い物をしてしまう、、、などのケースでも、この「心の履歴」が災いしている可能性はあります。このブログで過去に紹介したものでは、「執着」という感情を解消したらモノを捨てられるようになったという例があります。

パターン3: 単に苦手意識が強い。

他の人にとっては何でもないことでも、ご本人が慣れていないことというのは、思いのほか強い苦手意識を感じる場合が多いです。たかが苦手意識、と侮れないレベルでこの「単に慣れていない」が災いしている、、、というケースは少なくないものです。

例えば、料理をしたことがない人にとっては料理をすることがすごく大変でおっくうなことに思われたりもするでしょうし、中学高校大学と、ずっと女子高に通っていました、、、という方で、長い間男性との会話が少ないが故に、卒業したての時点で男性と話すことに大きな抵抗があったりするケースなどもありますよね。片付けでは、昔からなんとなくちょっと乱雑な部屋で過ごしていたために、そもそも綺麗に片付けをするのに慣れておらず苦手意識がある、、、というのがよくある例です。

こうした苦手意識って、自分の中では些細なものに思えても、実は行動を妨げる力が強いです。特に、片付けというものは「やらないまま現状維持でも自分がギリギリOKならどうにかやっていける」と思えてしまう側面もありますから、片付けをせずに過ごすのが一番心身にとってラク、、、ということにもなりがちです。

こうした場合は、その「慣れていないが故の苦手意識」を解消すれば、問題の解決はぐっと近づきます。ほとんどの場合は、苦手なものに対した時に感じる緊張感を丁寧に解消してあげることが一番有効です。(すべての苦手意識の背景には、本人が気づいている・いないにかかわらず、身体の緊張が大なり小なり伴っています)

以上、3つのパターンを挙げさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。片付けをやりたくてもできない!を解消する参考になれば幸いです。

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参考記事:
片付け・断捨離の失敗例(リバウンド)と心の関係。
やっぱり大きな影響を与える、子供の頃の親との関係。
「トラウマ・条件反射・身体の関係。」
「身体は感情を記憶する。『身体記憶』のお話」
筋膜リリースと、トラウマ・邪気の関係。
心の問題に深く関わる「トラウマ」と、その正体。
無意識の緊張。気づきやすい場所と気づきにくい場所があります。
コリ・ハリと「筋膜」と心の関係。

「発達障害」なのか、「心と体のクセ」なのか?

当方のセラピーにお越し頂く方々の中には、

□ コミュニケーションが上手く取れない・空気を読めない、
□ 気が散りやすい・集中できない
□ 特定のちょっとしたこと、ささいなことに過剰反応をしてしまう、、、

などの問題でお悩みの方々もいらっしゃいますが、その中には、

「自分はひょっとして『大人の発達障害』なのではないか?」

という疑問を持たれている方々も時としていらっしゃいます。

近年になって、いわゆる『大人の発達障害』といった言葉も知名度を増していることから、お悩みのご本人にとっては気になるのは自然なことかと思います。

しかし、上にあげたようなお悩みは、実際のところ「病気」「障害」と捉えるよりは、視点をちょっと変えて「心と体のクセ」と捉えたほうがよりスムーズな解決につながりやすい面もあります。

「大人の発達障害」と疑われるような問題の多くに共通する、「心と体のクセ」

当方のセラピーで、先に言われるような問題を改善・解消するためのセッションを提供させていただくと、必ずと言っていいほどクライアントの方の中で以下のような「心と体のクセ」が問題の背景にあることが分かってくるケースがほとんどです。下に挙げた3つが同時に起こることも多いです。

□ 身体が強く緊張する
□ 呼吸が浅くなる
□ 目にも力が入ってしまい視野が狭くなる(場合によっては風景が目に入ってこない)

人とコミュニケーションを取る際、集中力が必要な時、ちょっとした突発的な出来事が起こったときなど、特定の状況でこうした「心と体のクセ」が出てきてしまうのですね。表に出てくる問題は様々でも、心と体のあり方は非常に似たところが多いのです。

こうした「心と体のクセ」は、本来はかなり苦しい状態。でもそれが当たり前の習慣となってしまっており、さらにこうした状態自体が「冷静に自分を見つめる」ことを困難にしてしまうことから、ご本人がそのクセに気づかないことがほとんどです。ひょっとすると、この記事をお読みになって初めて「そういえば、、、」とぼんやりと思い当たるフシがある方はいらっしゃるかもしれません。

こうした「心と体のクセ」が起こっている状態では、現在起こっていることを適切に把握して普通に対応をする、、、というのはまず無理で、むしろ「コミュニケーションが上手く取れない、気が散る、過剰反応をしてしまう、、、ということになってしまうのは自然な流れとも言えるでしょう。
※先に挙げた3つの「心と体のクセ」は、俗に「いっぱいいっぱい」「周囲が見えない」「テンパってる」と言われるような状態の時に心身に起こっていることと同一でもあります。

逆に、こうした心と体のクセを解消し、自然体で事に臨めるようになってくると、ともすれば発達障害とラベルを貼られてしまうような問題でも、一歩一歩改善・解消していくことが可能です。どうしても出てきてしまうクセを抑えるワークや、その背景にある身体の歪み・過去のトラウマなどを解消するワークを当方では用いています。

発達障害と疑われるような問題は多種多様ですが、メールもしくは電話で一度お問い合わせを頂ければ、当方でお悩みの問題へ対応可能かどうか、詳しいお話もさせて頂けると存じます。

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参考記事:
「怒りっぽい・イライラしやすい」は、身体から改善しよう。
「トラウマ・条件反射・身体の関係。」
「身体は感情を記憶する。『身体記憶』のお話」
心身が芯からラクになる!「テニスボール健康法」のススメ。
筋膜リリースと、トラウマ・邪気の関係。
心の問題に深く関わる「トラウマ」と、その正体。
理由のない苦しさ(不安・落ち込み・もやもや気分など)の原因は?
「鬱屈」という言葉の正体。
体の「コリ」に蓄積される感情
無意識の緊張。気づきやすい場所と気づきにくい場所があります。
コリ・ハリと「筋膜」と心の関係。
心のクセと「コリ・ハリ」の無限ループ。
過去の記憶と体の痛み。

片付け・断捨離の失敗例(リバウンド)と心の関係。

日曜日、セミナー会場近くのコンビニに立ち寄ったところ、先週水曜発売の週刊SPA!が目に止まりました。

表紙見出しは、「『断捨離』で人生改善した人の共通点」。

読んでみたところ、「断捨離でこんなにいいことがあった!」という成功例もさることながら、それと同じくらい最後に掲載されていた「失敗例」が掲載されていました。

「断捨離後に、今までにないほどの物欲に襲われる」
「捨てた本を結局買いなおして本末転倒」

なんて例が取り上げられていました。

そう、片付けや断捨離って、ケースによってはリバウンドするのです。

リバウンドしなければ「スッキリした~!!」となるのですが、万一リバウンドしちゃったら、やっぱり落ち込みますし徒労感も出ます。片付け→リバウンドという流れは、是非とも避けたいところです。

今日の記事は、片付け・断捨離におけるリバウンドが起こる背景についてのお話です。ちょっと長めですが、片付け・断捨離でお困りの方にはきっとヒントになるお話なので、しばしお付き合いください。

リバウンドする片付け・断捨離の特徴とは?

片づけ・・断捨離がリバウンドをしてしまうものなのか、そうなりづらいものなのか?実は、おおまかに判断できる基準があります。

その判断基準とは、、、

「やっていて、自然と体が動くか、しんどさを感じるか?」です。

自然と体が動くなら、特に問題はありませんし、その片付けもリバウンドをあまり心配する必要はないでしょう。

でも、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

■ 作業中にすごく重い物を引きずっているような感じがする
■ 「やらなきゃ、やらなきゃ、、、」と思いながらムリに体を動かしている
■ 「片付け・断捨離しなきゃ幸せになれない!」と自分を突き動かしている

こうした症状を伴う片付け・断捨離は、一時は片付いても、時間が経つたびにリバウンドを起こす確率が高いです。

片付け・断捨離が苦しくなる背景。

片付け・断捨離っていう、単純にモノを処分・整理するだけなのに、ものすごく苦しい時がある、、、ってすごく不思議です。まとめて袋に入れて捨てればいいじゃん!なんだけど、何故かそれが苦しい。

でも、「あなたの部屋は、あなたの内面の反映。」という考えに立てば、すごく自然なこと、、、とも言えるんです。

何かを片付けるに片付けられない、捨てるに捨てられない、、、というご相談に乗ることもありますが、お話を伺っていくと、片付けができない!という表に出ているお悩みの背景には、まず例外なく何らかの「心と体の苦しさ」があります。それはモノに対する執着であったり、昔のちょっとイヤな思い出だったり、ケースにより様々。そうした苦しさが、捨てても良いものを貯めこんでしまう、ムダなものをつい買ってしまう、、、ということに繋がっているものです。

別の角度から見ると、あなたの内面のちょっと苦しい部分が、お部屋やモノを通じて、あなた自身に語りかけてきているかのようにも思えて来ます。

そのくらい、内面とお部屋の状態には密接な関係があります。

その苦しさを無視して、とりあえず片付け!と頑張ると、どうしても苦しくなってしまうものなのです。そして、片付けができても、内面の苦しい部分が解消されていない限りは、次第に部屋の状況が元どおりになっていってしまう。

これが、「あなたの部屋は、あなたの内面の反映。」という考え方から見た、片付け・断捨離とリバウンドの関係です。

片付け・断捨離が苦しい時は、まず内面の整理から。

では、片付け・断捨離が苦しい、でもやりたい!というときには、何をすればいいのか?

まずは自分の内面を整理するのが、一見遠回りに見えても実は近道です。ご自身でおやりになるなら、瞑想(心身の整理整頓におすすめです)などを通じて。また、当方のようなセラピーにお越し頂くのも良いでしょう。

内面が整理されればされただけ、片付け・断捨離はラクにできるようになってきます。時には片付けしなきゃ!と思っていなかったのに、部屋の中のある物がどうしても目に付いていたたまれない気分になって、気づいたらそこを片付けていた!なんてことも起こるものです。

昨日も、クライアントの方から、「セッションの後、モノを捨てまくっています~」というお話を頂きました。

セッションでこの方が解消したのは、「執着」という感情だったのですが、セッション後になって、部屋の中の一部のものが、その「執着」の現れのように思えて来て、捨てずにはいられない心境になって来た、、、とのことでした。

部屋が変わりだす、、、というのも、セラピーで内面が軽く、ラクになったことのひとつの証。嬉しいご連絡のひとつです。

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参考記事:
片付けをやりたくても出来ない!の背景にあるもの、代表3種類。
片付けられない!という悩みの原因。
片付けられない!の解消は心と体を軽くすることから。ではその方法は?
片付けの良いタイミングとは?

体の声を聞いてみよう。

昨日は、「姿勢が変わればすべてが変わる!」セミナーの第二回でした。

今回も、身体から苦手意識を克服する方法や、自分の持ち物の中で縁起が良い物・悪い物を見分ける方法など、いろいろとお伝えしてきました。

担当させて頂いた1.5時間の中に詰め込んだワークの中で、すべてに共通したテーマは、

「身体って、自分が自覚していないところで、数えきれないほど沢山のことを感じているんですよ~」

ということ。

元気が良いとき、落ち込んでいるとき、嬉しいことを思い出したとき、悲しいことを思い出したとき、お買い物をするとき、食事するお店を選ぶとき、他人や自分にウソをついてしまうとき、運がいい時、何をやっても上手くいかない時、、、人生の一瞬一瞬、ありとあらゆる瞬間に、身体は自分が自覚しているよりもはるかに沢山のことを感じ、そしてあなた自身にヒント・シグナルを送ってくれている。そして、そのシグナルとの付き合い方を覚えると、自分自身や人とのコミュニケーション、さらには買い物・片付けを通じたモノとの付き合い方も変わって来る。。。

そんなことをお話させて頂きました。

ワークをいろいろと忙しく詰め込んだ中、ご参加いただいた皆さま一人一人が、それぞれの身体と対話を真剣にされていたのが特に印象的でした。講師冥利とはこのことですね。感謝です。(^^)

心と体は切っても切れない関係。感情=深いところでの身体の動きそのもの、と言っても言い過ぎではありません。それだけに、心というテーマを身体と切り離して考えることには大きな無理がありますし、身体から心の動きを捉えてみると、今まで気付かなかったいろいろなことが見えてくるものです。

そんな心と体の関係をそれなりに上手にお伝えできたかな、、、と、アンケートを拝見しながらホッと胸をなでおろしています。

ご来場の皆様、ありがとうございました(^^)

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「運の流れ」を心と体で感じてみる。

当方のセラピーで提供している様々なワークの共通項に、

「私自身が使いたい、使っているワークであること!」

というものがあります。

そう、私自身が、このニューロ・ソマティック・セラピーの一番のユーザーなのです。

当方に来られた方なら経験済の、イメージをいろいろと使うワークも、床にポストイットを置いていろいろ歩きまわるワークも、体に残った感情を抜くワークも、もちろん自分の筋膜ほぐしも、ちょくちょく使ってます。

今日の空き時間にもひとつワークをやっていたのですが、そのワークは、

「ここ1年の運の流れを振り返る!」というワーク。

人間、1年もあれば、運が良く物事の流れがスイスイといいほうに流れていく時期もあれば、逆に何をやってもちょっとちぐはぐで運が悪いとしかいいようがない!なんていう時期があるもの。

そしてその1年を通じた変化って、手順を踏むと、自分でも心と体全体で感じることができるものなんです。

そして、追いかけてみると、やっぱり運が悪くなるときには、何かのキッカケがあったり、逆に運が良くなる時期にもキッカケがあったりするのが分かったりします。

それぞれは本当にささいなことだったりするのですが、それが以外と大きな影響を与えているなあ、ということが分かったりして、驚くこともチラホラ。

自分の心身にある、悪影響になりそうな部分をひとつひとつ解決していきました。

そんなワークの中で印象深かったのは、昨年一番好調だった頃のキッカケ。ある本だったのですが、その本を買って読んでいた時期から、物事の流れが3ヶ月くらいすごく良かったのですね。

でも、その本を、もう読んでしまったからいいよね、、、と、売ってしまっていたのです。そして、今振り返ってみると、その本が本棚から消えてから、いろいろなことが今ひとつ上手く回らなくなっている、、、という流れがあることに気付きました。。。むむむ。

先日のセミナーで、ラッキーアイテム・アンラッキーアイテムを見分ける方法、などお知らせして来ましたが、自分でミスをしていたなあ、、、というオチでした(汗)。
(2月20日の四ツ谷でのセミナーでも、このラッキーアイテムの見分け方をお伝えする予定です。詳細はこちら。)

自分にとってのラッキーアイテムである可能性も高いので、買い戻そうかな、、、と思っています。いいんですよ、読まなくても本棚にあれば(笑) 

心と体・運・モノ。 全部つながってるなあ~と改めて強く感じる出来事でした。

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片付けを、体と対話しながらスイスイ行う方法。

昨日は、青山で「姿勢が変われば全てが変わる!」セミナーの1回目。Heartful Rapportの飯塚京子さんとのコラボレーション形式で、体の感覚に意識を向けることを通じて自分との対話を深いレベルで行って頂くワークを沢山ご紹介しました。

前半は飯塚京子さんが担当。明るい気分を身体から作る方法や、身体に良いモノ・悪いモノを一人で見分ける方法などを私も皆様と一緒に楽しませていただきました。

後半は私、粟野が担当。体に働きかけることで苦手意識をお手軽に解消する方法や、持ち物の中からラッキーアイテム・アンラッキーアイテムを見分ける方法をお伝えしました。

持ち物の中からラッキーアイテム・アンラッキーアイテムを見分ける方法では、ペン・本・携帯電話・名刺、、、様々なアンラッキーアイテムをそれぞれの方が見付けていらっしゃいました。

さらにご紹介させて頂いたのは、片付け・断捨離をする前に使えるテクニック、良いお買いものをするためのちょっとしたコツ、捨てるに捨てられないモノとの対話方法などなど。

ここでは書けない片付け・断捨離の注意点なども合わせ、モノと自分の関係性を見直すためにすぐに使える知識をお持ち帰り頂きました。(自分で言うのもアレですが、これで3,000円は安い!です・笑)

おかげさまで、3時間、内容充実のセミナーをお届けすることができました(^^)

2月20日(日)、四ツ谷にて、同一内容のセミナーを開催いたします。心と体の関係に興味がある方も、片付け・断捨離に興味がある方も、是非お越しください!

姿勢が変わればすべてが変わる!セミナー詳細はこちら。

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片付け対策!私の場合。

先日から新しい企画に取り組んでいますが、こういうことをやっていると、どうしても頭・心の中はぐちゃぐちゃと混乱してきます。考えることが増えるので当たり前といえば当たり前ですね。

そして、頭が混乱して来ると、テキメンに出てくる変化があります。それは、、、

部屋の片付けを始めるタイミングが遅くなる。

という変化です。

自分の内側がスッキリしているときに比べ、片付けよう!と体が動くタイミングがどうしても遅くなりがちなのです。いつもより微妙に片付けられなくなってくるんですね。

机の上になぜか参考書籍が1冊置きっぱなしになっていたり、机の拭き掃除をいつもよりサボり気味になったり。なんとなく「片付けなきゃ!」と思いながら体が動かない、ということがわずかながら多くなってきたりするのです。

そうやって放置されたモノを見るたびに、頭が混乱していると、本当に片付けってできなくなるよなあ~と思って笑ったりしています。

でも、こういう時には、無理に自分を駆り立てて片付けをするより、自分の内側を整えるほうがよほど近道。そこで、今日は集中して自分の頭・心の片付けをやっていました。

当方のセラピーにいらっしゃる「片付けられない!」というお悩みの方に、だいたい2~3回目のセッションで宿題として出させて頂いているワークをちょっと長めに。片付けられない!という症状の重い・軽いを問わずに、地味ながら着実に効果を発揮するワークなので、自分でも愛用しているのです。

ひとしきりワークをやって頭がスッキリしたと思ったら、急に片付けをしたい衝動がふつふつと沸き起こって来ました。ササっと片付けをして、部屋もスッキリして今に至ります。実は、ここで書いている「急に片付けをしたい衝動がふつふつと沸き起こってきて、片付けにサッと取り掛かる」という感覚が、当方に来られた「片付けられない!」というお悩みを解消するためのセラピーを通じて、一番経験して頂きたいものだったりします。

片付けられない!というお悩みの方の場合、どうしても何回かのセッションが必要になるのですが、それでも数回セッションを重ねていくうちに、急に片付けをしたくなる!ということは起こりますので、本を読んでも、がんばろう!と自分を追い立てても片付けが出来ない、という人は、一度当方にご相談頂くのもおすすめかと思います。

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参考記事:
片付けられない!という悩みの原因。
片付けられない!の解消は心と体を軽くすることから。ではその方法は?
片付けの良いタイミングとは?

心と体も「不要なものを捨てて、新しいものを入れる」が基本。

片付けにまつわるお話で、

「古いものを捨てると、新しいものが入ってくる」

というものがあります。

部屋の中の要らないものを処分して整理整頓をすると、部屋の空気がスッキリ軽くなる。すると今度は、その減ってスッキリした部屋に見合ったものとの出会いがある。ということです。こんなことを実際に経験している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、この「古いものを捨てると、新しいものが入ってくる」というのは、片付けだけに当てはまるルールではありません。あなたが日ごろ行っている活動、人付き合い、恋愛などなど、人生のあらゆる側面に応用できる万能ルールの一つ、とも言えるでしょう。

そしてこのルール、実は「心と体」にもあてはまります。

心と体を変えたい!というときも、最初に「捨てる」のが基本。

心と体にまつわる何かを変えようと思ったときも、不要なものを捨てると、新しいものが入ってくるんです。

心と体にとっての「古くて不要なもの」には、昔作ってしまった余計なこだわり、思い込み、嫌悪感、苦手意識、またそれにまつわる身体の緊張・クセなどが当てはまります。心と体の織り成すパターン、と言ってもいいでしょう。この「古くて不要な心と体のパターン」をまずは軽くしていかないと、新たな考え方ってなかなか入らないんですね。

「捨てる」ことなしに、新しい考え方などを入れるのは、ぎゅうぎゅうのタンスにさらにモノを押し込めるようなもの。

そこで無理に新しいもの=新しい心と体のパターンや考え方を入れようとするのは、ぎゅうぎゅうに詰まったタンスにさらにモノを押し込めるようなもので、かなり心と体への負担が大きいのが実情です。実際、この種類の負担で心身ともにくたびれてしまう方って、けっこういらっしゃるんです。(こうしたことが起こるのは、安易にそうしたメソッドを万能なものとして勧める本などが大きな要因になっているように思います。困ったものです)

このブログでは、ポジティブ思考や、「ツイテル、ツイテル」や「ホ・オポノポノ」といったアファメーションと言われるものは、不用意に使うと危険ですよ、、、ということも書いてきていますが、その理由はここにあります。ポジティブ思考やアファメーションといったものも、心の中に新しい心と体のパターンを入れようとして行うものと言えるのですが、その前に心と体に積もった古くて不要なものを捨て、片付けていくことが必要ですよ、ということです。

心と体も、「古くて不要なものを捨てて、新しいものを入れる」が基本です。ニューロ・ソマティック・セラピーでも、クライアントの方に対して、この「古くて不要なものを捨てる」というのを最初に行わせていただくことを基本としています。古くて不要なものを捨てることと、新しいものを入れる、というのをバランス良く組み合わせていくと、人間、意外とスピーディーに変われてしまうものです。

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参考記事:
心と体が整うと、生活もシンプルにしたくなる。
片付けられない!という悩みの原因。

心と体が整うと、生活もシンプルにしたくなる。

これまで、片付けについて、自分の心と体が整ってくると、自然と片付けや不要なものの処分はやりたくなりますよ~、という内容のことを書かせて頂きました。

ですが、自然と変化が起こるのは、片付けをやりたくなることにとどまりません。

無駄な衝動買い、あまり見たくもないような映画を見てしまって後悔してしまうこと、時間を潰すためにあまり魅力を感じない集まり・イベントに行ってしまうこと、、、こうした種類のことも減るようになって行きます。

心と体が整ってくると、生活全体までもがどんどんシンプルになってくるんです。不必要なモノ・コトが減り、本当に大事なことが残るようになります。

これも、内側である心と体が整ってきたことで、外側に変化が現れる、というルールの現れ。今よりもっとシンプルで幸せな生活を実現したい!という方にとっても、心と体を整えていく、というのはオススメの処方箋です。

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参考記事:
片付けられない!という悩みの原因。
片付けの良いタイミングとは?

片付けられない!の解消は心と体を軽くすることから。ではその方法は?

以前、「片付けられない!という悩みの原因」で、

部屋を片付けることで内面を変えようとするのはかなりの気合・根性を必要とするけれど、内面が変わると、部屋は少しずつ自然と変わりだす。

という趣旨のことを書かせていただきました。ホントに、内面が軽くなると、部屋は少しずつではあるものの、苦労なく自然に変わり出します。散らかり放題だった部屋をみても今までは平気だったのに、急にいたたまれない気分になってしまうとか、片付けをしたい衝動がふつふつと湧き上がってくるとか、そういう心が動き出すんですね。

クライアントの方々の中には、「部屋の一角を見て、空気がすごくよどんでいるような雰囲気がして、いたたまれなくなって片付けをしました~!」なんて表現をされる方もいらっしゃいます。

ですが、このブログで今まで具体的に書いていなかった点がひとつ。

じゃあ、どうやったら心と体を軽くできるの?という点です。

ブログでは書けないような方法もありますが、ご紹介できる範囲で、ひとりで出来る取り組みとしてオススメできるとすれば「瞑想」。さまざまなタイプの瞑想がありますが、宗教色の少ない、純粋に心と体を軽くすることを狙ったものが良いでしょう。オススメ本を一冊あげるとすれば下の本です。もちろん、数日やったくらいで効果が目に見えて出る、というものではないので、継続は必要です。

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参考記事:
片付けをやりたくても出来ない!の背景にあるもの、代表3種類。
片付けられない!という悩みの原因。