エンパス(邪気に当てられやすい)の対策

結界やサイキック・プロテクションの正体は「身体と空間感覚を整えること」。

精神世界などで、「結界」「サイキック・プロテクション」という技法があります。

人の影響を受けやすい方や、自分は霊媒体質なのではないか?と思っている方は、何らかの形で触れたことがあるかもしれません。

自分の周りが球形の繭でおおわれているようにする、祈りの言葉を唱えるなど、いろいろな方法が世間では紹介されています。

ですが、当方のセッションに来られる方々から、「結界やサイキックプロテクションというものをやるんですけど、上手くいかないんです、、、」というお話を良く伺います。

それもそのはず、イメージや祈りの言葉だけでは、結界やサイキック・プロテクションの効果(安心感や自分が守られている感覚が得られる、何者かから攻撃されているような嫌な感じが消える)を出すのはかなり難しいのです。

というのも、結界・サイキックプロテクション等の技法というのは、
「身体の緊張をほどき、自分の周りの空間感覚をしっかりさせる」というところに、そのキモがあるからです。

もくじ
「何か得体の知れないものに攻撃されていると感じる」の正体は?
身体の緊張をほどくことと、空間感覚をしっかりさせること=結界・サイキックプロテクション。
具体的にはどうやるの?
結界・サイキックプロテクションの正確なやり方を教わりたい方は

「何か得体の知れないものに攻撃されていると感じる」の正体は?

「何か得体の知れないものに攻撃されているように感じる」
「イヤな人の顔が視界に見えて、プレッシャーを感じる。念か何かでも飛んできているのではないかと思う」

結界やサイキックプロテクションという技法が必要になる時というのは、こんな時ではないでしょうか。

実は、これらの現象って、記憶や、空間感覚の乱れ、身体の条件反射的な緊張が関わっているんですね。

例えばですが、上に書いたような状況で、心身に起こっていることは、以下のようなものであることが多いです。

「何か得体の知れないものに攻撃されているように感じる」ように思う時=何らかのキッカケで、無意識に身体が緊張すると同時に、外側から胸・お腹など、特定の部位が何かで押されている、刺されているなどの感覚を感じてしまっている。

「イヤな人の顔が視界に見えて、プレッシャーを感じ、念か何かでも飛んできてるのではないか」と思う時=自分の顔や身体にわりと近いところにイヤな人のイメージ(記憶)が思い浮かび、その距離感がイヤなものだから「自分の周辺の空間が侵されたような」感覚を覚え、身体が緊張してプレッシャーを感じている。

このように、結界やサイキックプロテクションによる対策が必要な状況というのは、記憶や、空間感覚の乱れ、身体の条件反射的な緊張が必ず何らかの形で関わっています。

無意識に起こることであり、また、自分の心身を観察するゆとりがなくなっている場合も多いため、自分自身の心身に起こっていることに気付けないことも多いです。

※いわゆる霊媒体質、勘の鋭い人などで、電話やメールが来る直前に相手の存在を感じてプレッシャーを感じる、等に悩まされている方の場合は「相手の気配を感じる」ことが、緊張を引き起こすキッカケになっていることが多いです。

これらの現象というのは、身体が関わる現象だけに、単にイメージを思い浮かべたり、祈りの言葉を唱えるだけでは解消できないことが多いのです。

それよりも、直接身体感覚に働きかけたほうが、イメージや言葉よりも着実に、かつ大きな効果をもたらすことができます。

身体の緊張をほどいて、空間感覚をしっかりさせること=結界・サイキックプロテクション。

それでは、実際、どうすれば良いのでしょうか?

身体の緊張をほどくことと、身体の周辺にある空間の感覚をしっかりさせることが効果的です。

実は、結界やサイキックプロテクションが出来た状態というのは、緊張がほどけて、自分の周辺にある空間をしっかり感じられている時と全く同じなのですね。

というより、身体の緊張をほどいて空間感覚をしっかりさせること=結界・サイキックプロテクション、といったほうが正しいです。

なので、緊張をほどくこと、空間感覚をしっかりさせることの二つを丁寧に行っていけば、確実に、世間に出回っている多くの結界・サイキックプロテクション技法と同等以上の効果を得ることができます。

具体的にはどうやるの?

結界・サイキックプロテクションの正確なやり方は、当方のセッションでお伝えしていますが、ここでは、文章でお伝えできる範囲で、ある程度の効果を得る方法をご紹介します。

~おおざっぱな結界・サイキックプロテクションの方法~

1)まずは、身体の緊張を解きましょう。

身体を動かすこと、さすることを沢山行ってください。全身の緊張をできる限りほどいて、身体をのびのびさせてあげましょう。

特に、プレッシャー・圧迫感などを感じる部位(喉・胸・お腹などに多い)がある場合は、そこを重点的にゆるめてあげると上手く行きやすいです。

2)身体が十分ゆるんだら、次に、自分の周辺の空間感覚を呼び覚ましましょう。

次に、自分の周りにある空間の感覚を呼び覚ましましょう。身体の前後左右、頭の上などのあらゆる空間を、自分の身体に近いところから、手をめいっぱい伸ばしたところまで、手であおいだり、さすったりするようにしていきます。

人のイメージが見えたり、何かイヤな感覚を感じる場所がある場合には、黒板消しや消しゴムを使ってそのイメージや感覚を消すつもりになって、そのあたりがスッキリするまで、手を速めに振り続けると良いでしょう。

数分くらいやっていると、自分の周辺の空気が、なんとなくキレイになり、スッキリして来たような感覚を得ることができますので、それを目指して続けてください。空気がスッキリしてきたな~という感覚が得られた時には、心身のコンディションも同時にスッキリしてきていることでしょう。

この2つを行うだけでも、ある程度の効果が出ることが多いので、ご興味ある方はお試しください。

結界・サイキックプロテクションの正確なやり方を教わりたい方は

当方のセッションでは、結界・サイキックプロテクションのより正確で効果的なやり方もお伝えしています。
(対面・電話どちらのセッションでも可能。電話の場合は、スピーカーホンなど、両手が空くことが望ましいです)

だいたい、2~3時間程度で、一通りのやり方は学ぶことができ、あとはご自身で繰り返し練習をして頂くことで、よりしっかりした結界・プロテクションを身に着けて頂くことができます。

セッションお申込み時に、「結界のレッスン希望」とお知らせ頂くとスムーズです。

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参考記事:
グラウンディングを、身体から直接強くする方法。
悪い気・邪気を受けやすい「エンパス体質」。実際に「受けた」時、身体には何が起こっている?
心と体のお悩みとエンパス(悪い気・邪気を受けやすい)体質の関係。

押しの強い人・威圧感のある人が苦手な人は、過去の人間関係を見直してみよう。

「押しの強い人、威圧感のある人が苦手で困っています、、、」
「押しの強い人、威圧感のある人が相手だと、言いたいことが言えなくなります、、、」

こんなお悩みをお持ちの方も、当方のセッションにはよくいらっしゃいます。

職場・家族・プライベートなど、場所を問わず、押しの強い人・威圧感のある人というのは一定数存在するもの。

こうした種類の方々が苦手だったり、言いたいことが言えないというのは、当事者にとっては大きな問題ですよね。

そこで、今回の記事では、押しの強い人・威圧感のある人が苦手!というお悩みの背景にあるもの、そしてその解消の方法について、書いてみようと思います。

押しの強い人・威圧感のある人が苦手、その要因は?

押しの強い人・威圧感のある人が苦手で、言いたいことも言えなくなってしまう!という方のセッションをさせて頂くと、

その種の人とコミュニケーションする時に、無意識のうちに恐怖を感じて、身体が緊張してしまう。

という傾向のある方がほとんどです。

恐怖を感じて、身体が緊張してしまうがために、苦手意識を感じ、言いたいことも怖くて言えなくなってしまう、という状態になってしまっているのですね。

よく見られる緊張の種類としては、全身が硬くなる、胸・お腹が硬くなり呼吸が浅くなる、身体が猫背になる(萎縮する)、首が無意識に縮む、などが挙げられます。

かなり強い緊張が起こっている(潜在的に強い恐怖感を感じている)ケースも多いのですが、無意識のうちに起こってしまっていることであるため、本人がこうした傾向にまったく気づかないことも稀ではありません。

恐怖感を感じて、身体が緊張してしまう背景にあるのは、過去の人間関係。

押しの強い人・威圧感のある人に対して、無意識に恐怖を感じて身体が緊張してしまう人の場合、過去の人間関係で、同じような種類の人との人間関係に悩まされた経験がある場合がほとんどです。

ご両親との関係、学校の先生や同級生との関係、過去の仕事での人間関係、恋人・パートナーとの関係など、その種類は様々なのですが、中でも、ご両親との関係を中心とした、子供の頃の人間関係が大きく影響している場合が非常に多いです。

お父さんやお母さんのどちらかが威圧感が強い人で、いつもガミガミ怒られていた、などの経験をしているうちに、同じような威圧感を感じる人に対し、無意識に恐怖心を感じ、身体が緊張してしまうクセ(条件反射)が出来上がってしまった、、、などは、すごく良くあるパターンです。

このような、過去の人間関係で出来上がってしまった、無意識のうちに恐怖感を感じてしまい、身体が緊張してしまうクセを解消していくことができると、押しの強い人、威圧感のある人に対する苦手意識も消滅していきます。また、こうした人たちに対して、言いたいことを主張することも容易になっていきます。

身体をゆるめるのが一番の近道。

そして、無意識のうちに出来てしまった恐怖感と、身体が緊張してしまうクセを解消するには、身体からのアプローチが非常に有効です。

全身が硬くなる、胸・お腹が硬くなり呼吸が浅くなる、身体が萎縮して猫背になってしまう、首が無意識に縮む、、などの緊張をほどき、またそれとセットになっているコリ・ハリを解消していくと、身体がリラックスした自然体を取り戻してラクになるのはもちろん、精神的なゆとりも同時に増えやすいのです。

そして、身体がリラックスした自然体を取り戻し、精神的なゆとりが増えると、苦手意識は軽減されますし、言いたいことを言えるようになるための心身のゆとり・余裕といったものも持てるようになります。

当方のセッションでは、過去の人間関係において出来上がってしまった身体の緊張を割り出し、その緊張を解消することで、押しの強い人・威圧感の強い人に対する苦手意識を解消したり、言いたいことが言えるようになるサポートを行っています。

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無表情な人、不機嫌な人がもたらすストレスに気をつけよう。

当方のセッションには、人間関係(親子関係を含む)のお悩みを抱えて来られる方も多いです。

多くの場合は、ちょっとしたことでキレやすい人、人を傷つけるような発言をあからさまにして来る人など、ある程度わかりやすい形で周囲にストレスを感じさせるような人が問題になるのですが、時として、もう少しわかりづらい形で周囲にストレスを感じさせるような人が問題となることがあります。

どのような人か?と言うと、

・いつも無表情な人
・いつも不機嫌な人

です。

無表情な人、不機嫌な人とコミュニケーションを取ることが、知らず知らずのうちにストレスになる。

多くの人が思うよりも、無表情な人や、不機嫌な人とコミュニケーションを取ることは、
大きなストレスの元となりやすいもの。

何故かと言えば、コミュニケーションを取る時に、潜在的に「気を遣う」ことになりがちだからです。

不機嫌な顔を見て、何か言ったら怒るんじゃないかと思ったり。
リアクションが無表情で、何かマズいことを言ったんじゃ?と不安になったり。
表情を見ていて、何か自分が責められているような気分になってきたり。
少しでも機嫌を損ねないように、発言に気を遣うようになったり。

無意識のうちに、このような状態に陥ってしまうことで、知らず知らずのうちに心身にストレスを抱えることになってしまうことが多いのです。

無表情な人・不機嫌な人とコミュニケーションを取ることが、非常に大きなストレスとなる場合も。

無表情な人・不機嫌な人とコミュニケーションを取ることによるストレスは、あからさまに自分を攻撃して来る人がいる場合などに比べて分かりづらい面があり、ともすれば見過ごされやすいのですが、その人の心身の健康を損ねるレベルで大きなストレスをもたらす場合もあります。

例えば、親子関係の心の傷を抱えた方で、「いつも親が不機嫌で、なんとなく毎日ビクビクしながら過ごしていた」ことによってストレスが長年にわたって蓄積し、それが大きな心の傷となっていったケースもあります。

また、職場で隣の人がいつも沈んだ表情をしていて、それが毎日ストレスになっていた。その人が異動をしたら、すごく心身の調子が良くなった!なんてケースもあります。

無表情な人・不機嫌とコミュニケーションを取ることが、知らず知らずのうちに大きなストレスの蓄積をもたらしうることは、頭の片隅に置いておいたほうが良いでしょう。

無表情な人・いつも不機嫌な人が周囲にいる時の対策3つ。

無表情な人・不機嫌な人が周囲に居る時に、自分がストレスを受けづらくするための対策を、3つほどご紹介します。

この3つを活用しても、無表情な人や不機嫌な人に振り回されがち、ストレスを抱えがち、、、という方は、当方のセッションなど、専門家の助けを借りたほうが良いかもしれません。

1)距離を取る。

最良の選択は、極力距離を取ること。自分にとってストレスになっている人と、コミュニケーションの機会を減らすことは、ストレスの蓄積を減らす上でかなりの効果があります。その人との関係により限界はありますが、接触回数・時間を減らすことは非常に有効です。

2)相手の人の無表情や不機嫌な態度に振り回されないよう心がけること。

相手の人が無表情・不機嫌であることに、あまり振り回されないようにしましょう。その人が無表情・不機嫌であっても、それはあなたのせいではないことがほとんどです(本当です!)。

また、いつも無表情・不機嫌な人に対して、何か場の雰囲気を良くするようなことをやってみたとしても、無表情・不機嫌なリアクションが返ってくるのが関の山。気を遣うわりに徒労に終わることが多いものです。

相手の方が無表情・不機嫌であったとしても、気を遣わないコミュニケーションを取り、自分でストレスを抱え込まないように心がけましょう。

3)コミュニケーションを取った後で、身体の緊張をほどく習慣をつけよう。

無表情・不機嫌な人とコミュニケーションを取っていて、過度に気を使っている時、ストレスを感じている時には、そのサインとして、身体が無意識に緊張してしまうもの。

コミュニケーションを取って、相手の方から離れた後に、身体の緊張をほどくことを習慣付けると、ストレスで緊張した心身をリセットすることができておすすめです。

緊張をほどく際には、深い呼吸が自然とできることを目標にしていくことがおすすめです。胸周り、お腹周り、のど周辺など、呼吸に関わる場所を沢山さすってあげると、呼吸が自然と深くなり、リラックス状態を取り戻しやすいです。

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理由のない苦しさ(不安・落ち込み・もやもや気分など)の原因は?
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体の「コリ」に蓄積される感情
無意識の緊張。気づきやすい場所と気づきにくい場所があります。
コリ・ハリと「筋膜」と心の関係。
心のクセと「コリ・ハリ」の無限ループ。
過去の記憶と体の痛み。

グラウンディングを、身体から直接強くする方法。

クライアントの方から、「グラウンディングが弱い、と言われるんです、、、」というお話を伺うことが良くあります。いわゆる「エンパス体質」「人のネガティブエネルギー・邪気をもらってしまいやすいタイプ」の方から伺うことが特に多いお話です。

グラウンディングとは「地に足をつけて、心身のバランスを保つこと」と一般には言われています(実はもっと細かい定義ができます。この記事で書いています)。

グラウンディングは、ある程度継続的に強くしていくと、日頃から落ち着いた気分・リラックスした気分を維持しやすくなります。周囲の人の影響を受けやすい方は、その影響が軽減されたりもします。また、心身に溜まったネガティブエネルギー・邪気も抜けやすくなりますので、多くの方におすすめの取り組みです。

ただ実際のところ、グラウンディングを強くしたい!といろいろ取り組まれた経験はあるものの、なんだかピンと来ない、、、という方も多いようです。

要因として、世間で紹介されている手法には、コードを想像して地面につなげる、、、など、イメージ・意識を運用するものが多い、というものがあります。

実のところ、イメージの運用だけでは、本格的にグラウンディングを強くするのが難しいことも少なくありません。実際、「グラウンディングを強化したいけれども、うまくいかない!」という方の多くが、このイメージを運用する手法をトライしてみたけれども上手くいかなかった、、、という経験も同時にお持ちのようです。

それでは、グラウンディングを強くしたいけど、イメージや意識で上手くいかない時にはどうしたら良いのでしょうか?

そのような時には、身体に直接働きかけるのが近道です。

グラウンディングを強くする=筋膜等を柔らかくして、エネルギーの通りを良くすると同時に、身体の軸を整え、地に足が着いた状態を作ること。

グラウンディングとは、細かく言うと、

・ネガティブなエネルギーが、身体から抜けやすいように、筋膜を中心とした結合組織を柔らかくしておき、全身(とりわけ腰・脚・足)のエネルギーの通り道を開けておくこと。
・それを通じて、全身のバランス・身体の軸が整い、地に足が着くようにすること。
・その結果として、心身全体が落ち着き・リラックス状態を取り戻すこと。

と説明することができます。

東洋医学・気功などで使われる言葉に言い換えるなら、全身の経絡の通りがスムーズで、邪気がきちんと抜けてくれて、気が下に降りてくれる状態を作ること、と言えるでしょう。

当方で、エンパス体質・邪気をもらいやすい体質の方などのセッションでは、この、筋膜の癒着による詰まりを取ることで、エネルギーの通りを良くすると同時に、身体のバランスが整い、身体の軸がしっかりするようなワークも必要に応じて提供させて頂いています。

セッションの後に、「地に足が吸い付くような感じがする!」「足までエネルギーが流れている感じがする!」「全身がスッキリ軽くなって、気分が落ち着いた感じです~。」といったコメントを頂くことが多いです。

全身の筋膜をゆるめて、エネルギーの通りを良くすることで、ネガティブエネルギー・邪気が抜けると同時に、全身のムダな力が抜けてバランスが整います。結果として、身体の軸が整い、地に足が自然と着くようになり、気分も落ち着きリラックスした、グラウンディングがしっかりした状態ができるんですね。

自分でできる一番簡単な手法:身体をさすること+テニスボール健康法。

グラウンディング強化のために、ご自身でできる身体へのアプローチもあります。Blogで書ける範囲で挙げるなら、身体をやさしくさすってあげることと、当ブログで紹介しているテニスボール健康法の組み合わせが特におすすめです。

まずは、全身をやさしく、たくさんたくさんさすってあげましょう。さすることには、一歩ずつ着実に筋膜など結合組織を柔らかくして、エネルギーの通りを良くする効果や、筋肉に入っているムダな力を抜く効果があります。特に、ご自身で「ここが硬いな~、張ってるな~、詰まっているなあ~」と感じるところは、重点的にさすってあげましょう。ある程度の継続は必要ですが、日々着実に、グラウンディングを強くしていくことができます。

一方で、テニスボール健康法は、寝転がっているだけで、身体の軸を少しずつ整える効果があります。身体を沢山さすってリラックスさせた後で、テニスボール健康法をやると、相乗効果で、深いリラックス状態としっかりしたグラウンディングをすることができます。

グラウンディングが弱い、という自覚がある方は、両方に継続的に取り組まれると、日々着実にグラウンディングを強くしていくことができますので、是非お試しください。

セッションにいらして頂いた方には、直接グラウンディングを強くするワークを提供させて頂くことも可能なほか、ここでは書いていない、ご自身でできるグラウンディング強化の方法もお知らせしています。誰でも簡単に学んでいただけて、かつ効果が非常に高いのでおすすめです。

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参考記事:
結界やサイキック・プロテクションの正体は「身体と空間感覚を整えること」。
悪い気・邪気を受けやすい「エンパス体質」。実際に「受けた」時、身体には何が起こっている?
心と体のお悩みとエンパス(悪い気・邪気を受けやすい)体質の関係。

悪い気・邪気を受けやすい「エンパス体質」。実際に「受けた」時、身体には何が起こっている?

いわゆる「悪い気、邪気を受けやすい」という「エンパス体質」。深刻な場合は、人ごみの中をしばらく歩いたり、怒り狂っている人の近くに行ったりするだけで、急に身体の調子が悪くなるケースもあり、当事者の方にとってはなかなかしんどい症状です。
※エンパス体質についての説明は、こちらの記事をごらんください。

では、このような症状でお困りのエンパス体質の方が、「悪い気・邪気を受ける」と言われるような状況になり、しんどい思いをしてしまう、、、という時、その背景では何が起こっているのでしょうか?

これが今回のメインテーマです。

「悪い気・邪気を受ける」=目の前に現れた人の雰囲気に、苦手意識や嫌悪感を感じて身体が緊張し、結果その人の雰囲気を全身で感じてしまうこと。

いわゆる「悪い気・邪気を受ける」という現象は、以下のような流れで起こります。

1)苦手なタイプの人や、不機嫌そうなたたずまいの人などが近くにきて、苦手意識や嫌悪感による緊張が無意識のうちに起こる。
2)苦手意識や嫌悪感で緊張してしまうと、相手の雰囲気の中の、とりわけ苦手な部分に意識が向いてしまう。
3)その雰囲気に飲まれて全身でそれを感じてしまう。

「悪い気・邪気を受ける」というケースのほとんどは、苦手なタイプの人や、嫌悪感を覚えるようなたたずまいの人 – 不機嫌そう、怒っていそう、暗そう、怖そうなどが典型例です – が近くに来た時に、反射的に緊張をしてしまって、その瞬間に相手の雰囲気に自分が影響されてしまう、、、というものです。
※特に感受性の強い方の場合は、姿が見えなくても、気配を感じただけでこれが起こってしまうこともあります。

職場など、知っている人が周囲にいる場合はもちろん、街中など、周囲には知らない人しかいない場合でも、人は無意識のうちに、目の前にいるさまざまな人の姿を見ては、その人にどのような雰囲気を感じるかを判断しています。

その無意識の判断の中で、「あ、この人何かいやだな、、、」と感じるようなことがあると、身体は無意識に、また反射的に緊張してしまいます。こうした緊張は、その相手の雰囲気(の中の、とりわけ苦手な部分)に意識を向かわせてしまいます。自分がある対象に緊張してしまうということは、その対象を「自分にとって好ましくないもの、危険なものだ」と多少なりとも警戒していることと同じです。人間はどうしても、好ましくないものや危険なものは気になってしまい、意識を向けてしまうものです。

そして、意識が向いてしまうと最後、その雰囲気に飲まれてしまい、全身でそれを感じてしまう、、、ということにもなりやすいのです。これが、「悪い気・邪気を受ける」という現象の正体です。

相手の雰囲気に飲まれてしまうと、ただでさえ無意識に緊張していた身体が、さらにその雰囲気(自分にとっては苦手な部分ですから当然不快に感じます)に影響されてしまいます。緊張と不快感の双方に襲われてしまいますので、相当に疲れます。「悪い気・邪気を受けやすい」という方が、人ごみの中などでクタクタに疲れたりするのは、この緊張と不快感のダブルパンチが影響しているからこそです。

深刻なエンパス体質というのは、この、「苦手なタイプに身体が緊張し、相手の雰囲気を全身で感じてしまう」というプロセスが頻繁に起こりやすい状態になってしまっている方のことと言えます。あくまで個人の反応や感じ方であるため、何人かで一緒に同じ場所に出掛けたとしても、影響を受けて疲れてしまう人が出る一方、まるで平気な人もいたりもするわけです。

そして、個人の反応や感じ方であるということは、その反応や感じ方を変えることを通じて、「悪い気・邪気を受けやすい」という悩みを解決していくチャンスがある、ということです。

苦手なタイプの人や、不機嫌そうな人を見た時に緊張してしまう条件反射を解消しよう。

では、どのようにすればこのプロセスが起こらないようにできるか、ですが、以下の2点が対策になります。(当方のセッションでもこの両方をカバーするようにしています)

1)苦手なタイプの人や、不機嫌そうな人を見たときに緊張してしまうような身体の条件反射を解消して、自然体でいられるようにすること。
2)相手の影響を受けてしまった時でも、緊張をほぐし、相手の雰囲気に飲まれた状態からの抜け方を学ぶこと。

特に大事なのは1)の、身体の条件反射を解消していき、自然体でいられるようにすることです。これができると、相手の雰囲気のイヤなところに意識がついつい向いてしまうことを防ぐことができ、相手の雰囲気に最初から影響を受けずに済みます。

一人でできる取り組みとしては、苦手な人と会ったり、街中で「イヤな感じがする人」が目に入った時に、自分のどこが緊張してしまっているか?に意識を向けてみるのが最初の一歩となります(気付きづらい場合もありますが、かならずどこかに緊張があります)。その緊張をほどいていくことができれば、相手の雰囲気のイヤなところに意識が向きづらくなり、相手の雰囲気から受けてしまう影響を、徐々に軽減していくことができます。また繊細な方であれば、その過程で自分がどのようにしてそのような条件反射を身に着けてきたのか?が分かったりするかもしれません。

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参考記事:
結界やサイキック・プロテクションの正体は「身体と空間感覚を整えること」。
グラウンディングを、身体から直接強くする方法。
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心身が芯からラクになる!「テニスボール健康法」のススメ。

このブログでは、これまでにも様々な角度から、筋膜・頭蓋仙骨系と心の関わりについて記事を書かせて頂いていますが、今日は、頭蓋仙骨系を整え、筋膜をゆるめていくことで、心身のコンディションを芯から改善していく方法をひとつご紹介したいと思います。
※これまでの関連記事は参考記事からご覧頂けます。

名付けて「テニスボール健康法」。当方では、自宅で頭蓋仙骨系を整えて行く様々な方法をお伝えしていますが、その中でも一番基本になるものです。簡単な方法ながら、日々続けて頂くことで、以下のような様々な効果が得られます。

「テニスボール健康法」で期待できる効果:
□ 頭蓋仙骨系をめぐる、脳脊髄液の流れを活性化させ、慢性疲労の回復や、一部の頭痛・頭の重さを緩和する。
□ 日々続けて行うことで、全身の筋膜をゆるめていくこともできる。
□ 全身の「気の流れ」を活性化することができる。
□ 瞑想と同等、もしくはそれ以上の深いリラックスが得られる。
□ 身体に「コリ・ハリ」という形で溜まった感情的ストレスを開放していくことができる。(強い感情的ストレスが解消される際には、恐怖・不安・怒りなどの感情が一時的に吹き出し、その後それが次第に収まっていく、という現象も起こります。最初ビックリする方もいらっしゃいますが、収まった後には憑き物が落ち、心身が一皮むけたようにスッキリします。)

以下、早速やりかたのご紹介です!

※注意: 以下に当てはまる方々は、使用をお控えください。
・脳動脈瘤や脳内出血といった、脳に関する病気のある方
・現在妊娠中の方

用意するもの:

□ テニスボール2個
□ 靴下

やり方

1.テニスボール2個を靴下の中に入れ、靴下を縛ります。靴下の中でテニスボールが動き過ぎないよう、少しキツめがオススメです。

テニスボール+靴下

2.床・ベッドなどに寝っ転がって、テニスボール入りの靴下に頭を乗せる。耳の真後ろか、そこより少し上、後頭部の一番盛り上がったところにボールのてっぺんが当たるように、位置を調整してください。

3.そのまましばらく過ごす。眠たくなった場合は眠ってもかまいません。
※ 最初は5分~10分程度から始めてみましょう。慣れて来たら時間を伸ばしてもかまいませんが、1日あたりの時間は20分以内にとどめてください。
頭が痛くなったりする場合は、しばらくお休みをして様子を見てください。

毎日続けていくと、少しずつ心身が芯から元気になっていく!

テニスボールを使って寝っ転がっているだけ、という簡単な方法ですが、頭蓋仙骨系と筋膜という、心身の健康を深いレベルで支える部分に働きかけていくことができるため、毎日続けて頂くと、心身が芯から次第にラクになっていく効果があります。私自身も日々愛用している方法の一つです。心身のコンディションをトータルで改善していきたい!という方には、特にオススメですので、是非お試しください(^^)

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心のクセと「コリ・ハリ」の無限ループ。
過去の記憶と体の痛み。

心と体のお悩みとエンパス(悪い気・邪気を受けやすい)体質の関係。

うつでも、その他の心と体のお悩みでも、自分の心身を根本から改善しよう!といろいろな取り組みをしているのに、何をやっても顕著な効果が出ない!ということがあります。

各種のボディーワークに取り組んでみたり、瞑想をやってみたり。でもなんだか微妙!というケースも珍しくありません。

そんな場合には、

自分は「エンパス体質」なのではないか?

と一度考えてみることをおすすめします。

エンパス体質、という言葉に初めて触れられる方もいらっしゃるかもしれません。エンパス体質とは、

俗に言われる「周囲の気・感情のエネルギーに当てられやすい」「邪気を受けやすい・もらいやすい」と言われる体質

のことです。日本人では、5人に1人くらいがこの体質を大なり小なり持っている、、、と言われています。

本来は、エンパス体質=良い気と悪い気、双方を感じやすい体質なのですが、現代社会では、トータルでマイナスの影響が出ることのほうが多いようです。町中や電車など、人が集まるところ、ギスギスした職場など、仕事中も常に悪い気を受けるという現象は起こったりしますから、特に不思議でもありません。
※悪い気・邪気を受けるということは、どういう現象なのか?については、こちらの記事をごらんください。

そして、このエンパス体質がマイナスの影響を一定以上もたらすようになると、けっこう大変です。なにせ、元気になるために自分をいたわりたくても、その前に悪い気を受けて疲弊した身体を復活させるので手一杯になってしまうのです。

自分の心身を磨くための取り組みなどをしても、よそから来た気の影響を解消することしか間に合わず、肝心の自分に働きかけるところまで至らない、、、ということになりがちなんですね。

エンパス体質がマイナスの影響をもたらしている方の特徴

こうしたエンパス体質を持たれていて、その影響がマイナスに強く出ている方の特徴は、典型的には以下のようなものが挙げられます。

・ 人ごみの中に長時間いたり、混雑した電車に乗った後に疲れ果ててしまう
・ 職場で、誰かが自分意外の誰かに怒り出したりすると、気分が重くなる・体調が悪くなる
・ 怒りっぽい人、暗い人などと話していると、その感情に自分まで巻き込まれがち (反面、明るい人と話すと、自分のほうも別人のように明るくなる)
・ 特定の人からの電話などがあった時も、疲れる・身体のどこかに痛みや違和感が出る(時として、気配を察したかのごとく電話の前からも身体症状が出る)
・ 普通に過ごしているときに、ある瞬間から急激に暗い気分になったり、体に重い物が乗ったようになったりする

などの症状が思い当たる方は、自分がエンパス体質なのでは?と疑ってみる意味はあるでしょう。

エンパス体質が軽減されると何が起こるか?

エンパス体質の方は、そもそも自分がそういう体質であると気づいていないことも多く、その結果、人の恐怖・怒り・不安などのネガティブな感情に巻き込まれたり、自分の体調が悪くなることを「自分のせい」と思い、出口が見つけられない状況になっていることも多いものです。

こうした方がエンパス体質から開放されるとどうなるか?

憑き物が落ちた、という表現がピッタリ合うほどスッキリします。

自分の感情だと思っていたものが、実はどこかよそからの影響だったことが分かり、心身が一気に軽くなるのはすごく爽快です。(私自身、重度のエンパス体質だったので、これが解消したときには驚きでした)

エンパス対策はどうすれば?

でも、このエンパス体質、意外とスマートな対策方法が今まではなかったような気がします。

身体に軸が立っているつもりになる・丹田を感じる・自分の周囲に膜をイメージする、という「意識操作・エネルギーワーク系」もあれば、風呂にマメに入るなんて物理的対策もあり、果てはエンパス対策に効く!と言われるお守り?まで販売されてたりします。ですが、気休め程度にしか効果がない、、、というケースも多いようです。

「意識操作・エネルギーワーク系」は、効果を発揮する場合はあります。ただし、専門家の助けを借りたり、一定以上の練習を積むことが必要な場合が多いですし、単独だと効果が限定的になることもしばしばです。

というのも、エンパス体質って、やっぱり心と体にいつの間にか身についてしまったプログラムが深く関わっているんですね。そして多くの場合、このプログラムは本人の責任でないところで知らず知らずのうちに形作られます。その根本のプログラム自体に対策をしないと、大幅な改善が望めないものなのです。

ここ最近になって、エンパス体質の改善方法がかなり明確に分かって来ました。心身両面からのプログラム改善と、「意識操作・エネルギーワーク系」のワークを組み合わせた形で、多くの方に適用できる方法が出来上がってきましたので、このたびセラピーの対応メニューに入れることにしました。いろいろ頭をひねった分、オススメできる内容になっていると思いますので、興味のある方は一度お問い合わせください。

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参考記事:
結界やサイキック・プロテクションの正体は「身体と空間感覚を整えること」。
グラウンディングを、身体から直接強くする方法。
悪い気・邪気を受けやすい「エンパス体質」。実際に「受けた」時、身体には何が起こっている?