「先送りグセ」は、身体と密接な関係がある?

「やらなきゃいけないことは分かってるけど、どうしても先送りしてしまうんです。。。」

いわゆる「先送りグセ」は、当方でもお伺いすることが多いお悩みの一つです。

日常の些細な事柄や、たいしたことがない仕事だったりしても、やらなきゃ、やらなきゃ、、、と思いながら、どうしても体が動かない!ということでお困りの方も多いかと思います。

手帳にToDoリストをまとめてみたり、その「やらなきゃいけないコト」にポジティブな意味づけをしてみたり、「自分へのご褒美」を用意して自分を振るい立たせてみたり。いろいろな対策がありますが、こうした対策を取っても動けないものは動けないし、できるにはできるんだけど、なんだかものすごく苦しい。。。なんてことも多いのではないでしょうか。

非常に厄介な「先送りグセ」ですが、実は、こうしたお悩みのほとんどに当てはまる共通点がひとつあります。

先送りグセが起こるときは、身体が固まっていることがほとんど!

その共通点は、シンプルと言えばシンプルなもの。

先送りグセが起こる時って、身体が瞬間的に緊張で固まってしまっていることがほとんどなのです。

その直前にどんなに心身がリラックスしていたとしても、目の前にその「やらなきゃいけないコト」が現れた瞬間に、身体が緊張で固まってしまうんです。

なぜそうした緊張が生まれるのかというと、これは今までその方が生きてきた上で、そうした心身の条件反応(プログラム)がたまたま出来上がってしまった、、、という背景があります。

そして、こうした心身の条件反応による緊張って、多くの場合は本人にとって当たり前のものになっていますから、自分が緊張している!ということに全く気付かないことも非常に多いです。

結果として、自分が緊張で固まってしまっていることに顕在的には気付かないのだけれど、身体は思い切り不快感を感じていて、その目の前にある「やらなきゃいけないコト」から離れたがってしまう、、、ということになってしまうんです。

この緊張を放置したままで、先に上げたような対策をいろいろやっても、結局徒労に終わりがちだったり、先送りはせずにすんだけれども、どっと身体が疲れてしまったり。結局、身体を上手く手なづけないと、スイスイと事が進むということにはなりづらいのですね。

先送りグセにやられそうな時、自分の身体感覚に注意を向けてみよう

現在、この先送りグセで困っている、、、という方は、まずは先送りグセが起こった時に、自分の身体に意識を向け、自分が緊張しているのではないか?チェックしてみましょう。

上手く自分の身体感覚に意識を向けられた時には、ひょっとするとその緊張の強さに驚くかもしれません。
※ちなみに、身体感覚に意識を向けても、良くわからない、、、という場合が時としてあります。こういう時は、身体を自ら左右にゆすってみたり、手・足・首などをいろいろ動かそうとしてみると、気づきにくい緊張にも気づきやすくなります。

こうした緊張に気づいたらシメたもの。緊張しているところをマッサージするもよし、身体を動かしてほぐすもよし。とにかく緊張をほぐしていきましょう。上手く行くときは、これだけで先送りグセが少し弱くなり、やらなきゃいけないコトにスッと手を付けられるようになったりもします。

もちろん、こうした緊張の中には、自分だけで解消するのが難しいものもしばしばあり、こうした場合には施術などで身体をゆるめていくことが近道になることもあります。自分でチャレンジしたけど今ひとつ、、、という方は、当方はじめ専門家によるセッションを活用されることをオススメします。
※当方の場合は、対面セッション・電話セッションの両方で対応可能です。

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参考記事:
トラウマ・条件反射・身体の関係。
「身体は感情を記憶する。『身体記憶』のお話」
心身が芯からラクになる!「テニスボール健康法」のススメ。
筋膜リリースと、トラウマ・邪気の関係。
心の問題に深く関わる「トラウマ」と、その正体。
理由のない苦しさ(不安・落ち込み・もやもや気分など)の原因は?
「鬱屈」という言葉の正体。
体の「コリ」に蓄積される感情
無意識の緊張。気づきやすい場所と気づきにくい場所があります。
コリ・ハリと「筋膜」と心の関係。
心のクセと「コリ・ハリ」の無限ループ。
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